冬至の日に食べるかぼちゃやゆず湯の意味は?朔旦冬至とは?

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冬至といえば、1年で昼が1番短い日で、かぼちゃを食べるとか
柚子湯に入るという風習があることは知っていますが、
それらにはどのような意味があるのかご存知ですか?

その由来や「朔旦冬至」についてご紹介します。

 

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冬至とは


冬至とは、北半球で太陽の位置が1年で最も低くなり、
1年で最も昼が短く、最も夜が長くなる日のことです。

太陽の位置が1年で最も高くなる夏至と日照時間を比べると、
およそ5時間もの差になります。

1年で最も昼が短いということは、この日を境に日が長くなっていく
ということで、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえて、
古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われています。

また、旧暦では冬至が暦を計算するうえでの起点となっています。

中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日で、
この日を境に再び力が甦ってくると考え、陰が極まり再び陽にかえる日
という意味の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、
冬至を境に運も上昇するとされています。

2014年の冬至は12月22日です。

 

冬至かぼちゃの由来


冬至には「ん」のつくもの(にんじん、だいこん、れんこん、うどん、
ぎんなん、きんかん……など)を食べると「運」が呼びこめるといわれて
いて、「運盛り」といって縁起をかついでいました。

また、「いろはにほへと」の47音が「ん」で終わることから、
「ん」には一陽来復の願いも込められています。

かぼちゃは漢字で書くと南瓜(なんきん)ですよね。

つまり「運盛り」のひとつです!

実際に、かぼちゃにはビタミンAやカロチンが豊富なので、
風邪や中風(脳血管疾患)予防にも効果的です。

昔の日本では、冬至のころになると食べられる野菜もほとんどなくなって
いました。

かぼちゃも旬は夏なのですが、栄養もあって長期保存が効くことから、
元気に冬を越せるようにと願いを込めて、特に大切に食べられていた
ようです。

冬に栄養をとるための知恵でもありました。

また、「南瓜(なんきん)」「蓮根(れんこん)」「人参(にんじん)」
「銀杏(ぎんなん)」「金柑(きんかん)」「寒天(かんてん)」
「饂飩(うんどん)=うどん」の7つは、名前に「ん」が2つづつ含まれて
いることから「冬至の七種(ななくさ)」といわれ、運をたくさん取り込める
と言われています。

 

かぼちゃなどの運盛りのほかにも冬至の行事食があります。

【冬至粥(とうじがゆ)】・・・冬至粥は小豆(あずき)を使ったお粥で、
昔から小豆の赤は邪気を祓うと言われているため、冬至粥にして邪気を祓い、
翌日からの運気を呼び込むとされています。

【こんにゃく】・・・冬至にこんにゃくを食べる地方もあります。
「砂おろし」といって、こんにゃくを食べて体内にたまった砂を出します。
昔の人は、こんにゃくを「胃のほうき」「腸の砂おろし」と呼んで、
大晦日や節分、大掃除のあとなどにも食べていたそうです。

【いとこ煮】・・・邪気を祓う小豆と、運を呼ぶかぼちゃを煮た「いとこ煮」
を食べる地方もあります。
いとこ煮は、硬いものをおいおい(甥)入れて、めいめい(姪)炊き込んで
いくことから、甥と姪のいとこにかけて名付けられた料理なので、
小豆とかぼちゃ以外を組み合わせてもよいそうです。

 

冬至にゆず湯に入るわけ


冬至にゆず湯に入るのは、柚子の強い香りで邪気を祓い、
「一陽来復」の日に体を清める「みそぎ」
という意味があります。

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また、ゆず=「融通」がきく、冬至=「湯治」という語呂合わせで
「融通が効くように」という縁起かつぎの意味もあるとされます。

寿命が長く病気にも強い柚子の木にならって、ゆず湯に入って無病息災を祈る
風習になったとも言われています。

ゆず湯に入ると1年間風邪をひかないといわれています。

ゆずには血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防する
働きがあり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果も
あります。

さらに、香りによるリラックス効果もあります。

ゆず湯にはいろいろなやりかたがありますので、
お好みで楽しんでみてください。

ゆず湯に入りながら「一陽来復」と唱えると、
さらにハッピーになれるそうですよ。

【丸ごと入れる】・・・1~2個では香りを感じるほどにはならないので、
たくさん入れたほうが良いです。

【輪切りや半分にカットして入れる】・・・香りもよく、成分も出やすい方法
ですが、だんだんグシャグシャになって果肉や種がお湯に浮いてくるので、
お掃除がちょっと大変かもしれません。
ゆずが見えなくなってしまいますが、ガーゼなどで作った袋や洗濯ネットなど
に入れると、香りや成分も出やすくお掃除も楽です。

このほかにも、

  • 皮を何ヶ所か削いで丸ごと入れる。
  • 浅く切り込みを入れてから丸ごと入れる。
  • 皮だけを入れる。
  • 果汁をしぼって入れる。
  • 半分に切って熱湯でよく蒸らしてから入れる。

など、いろいろな方法があります。

※いずれも肌に刺激がありますので、特に肌のデリケートな方や
小さなお子さまはご注意ください。

 

朔旦冬至とは?


朔旦冬至(さくたんとうじ)」という特別な冬至があるのをご存知ですか?

19年に一度周ってくるのですが、2014年の冬至の日がその「朔旦冬至」にあたります

朔とは朔日(ついたち)、つまり太陰暦での新月の日のことで、
19年に一度、旧暦の11月の1日が冬至になることを「朔旦冬至」と
いいます

暦というものが確立するずっと以前の太古の時代は、
月の満ち欠けを頼りに日読みをしたとされています。

月は新月から始まり29.5日周期で満ち欠けを繰り返します。

月は満月を経てどんどん欠けていき、やがて姿を消してしまいますが、
新月でまた再び復活して毎日少しずつ満ちていきます。

またこの時代は、太陽の運行からも日読みをしていました。

地面に立てた棒の影の長さを測り、その影が一番長くなる日は「冬至」と
呼ばれるようになり、北半球の多くの地域では1年の始まりの日とされました。

そして冬至を境に昼の長さがどんどん長くなっていくため、
太陽が再び復活する日として大切にされてきました。

このように太陽が復活する冬至と、月の復活である朔日が重なる特別な日
朔旦冬至」なのです。

新月から新月までの月の満ち欠けのサイクルは29.5日なのに対して、
冬至から冬至までのサイクルは365日と異なるため、
両者が重なるのは19年に一度しかありません。

古代中国では王朝が成立するたびに、その国の暦を決めていました。

王が立つたびに暦が編纂されるため、暦が正確であるほど、その王の政治が
素晴らしいものである証となり、19年に一度の朔旦冬至が予測通りに訪れる
ということは、素晴らしい暦を持った王が正しくまつりごとを行っている
という証拠になりました。

そして、その朔旦冬至を祝って宮中では宴が催され盛大にお祝いをした
そうです。

そして2014年は、冬至の12月22日が新月になるという19年に一度の
特別な日
となるわけです。

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