運動会で子どもを上手に撮影するコツは?
運動会のシーズンですね。
今では、春(5月~6月上旬)に行われるところも多いようですが、
運動会は、年に1回の、普段子どもたちが過ごしている学校や幼稚園での
様子を見ることができるチャンスでもありますよね。
子どもたちが一生懸命走ったりダンスをしたりする姿を見ると、
パパとママのほうが熱くなったりしてしまいますが、運動会ではパパもママも
応援だけしているわけにはいきません!
ビデオ撮影・写真撮影という大事なミッションがありますね。
もはや、子どもの運動会というよりは、親の撮影会みたいになっていますが、
ここでは『運動会を上手に撮影するコツ』をご紹介します。
事前のカメラの準備
運動会の撮影は一発勝負です!失敗しないために、まず気をつけたいのは、
事前のカメラの準備です。
・カメラのバッテリーは充電できていますか?
→ 『いざ撮影しようと思ったら、バッテリー切れ・・・・』なんていうことにならないように、バッテリーはフルに充電しておきましょう。
使い古しのものは、すぐに消耗することもあります。
まずカメラに入れて使う分と予備用の二組は揃えておきましょう。
・メモリーカードの容量は十分ありますか?
→ 運動会では1日にたくさんのカットを撮影するので、途中で
『メモリーカードがいっぱいになってしまった・・・・』というミスもよくあります。
メモリーカードの空き容量をチェックして、できれば予備のカードを数枚
準備しておきましょう。
デジタルカメラなら、たくさん撮ってもすぐに消せますから、いっぱい撮って
あげましょう。
・撮影のリハーサルをしましょう。
→ 当日に落ち着いて撮影するために、事前に撮影のリハーサルをして
カメラの操作に慣れておくことも大切です。
たまにしかカメラを触らない人は特に。
いざというとき『撮れない!』『えっ!?どこ押したらいいんだっけ?』なんていうことのないようにしておきましょう。
また、手ブレをしないように、カメラを構えるときは両脇をしっかり締めて
カメラを安定させるのも基本です。
望遠で撮影するときは、とくに手ブレしやすくなるので注意しましょう。
運動会の前に準備しておくべきことは?
【子どもからの情報収集】
運動会の撮影の前に準備しておくとよいのが、子どもからの情報収集です。
運動会はプログラムが次々に進んでいくので、『気がついたらわが子が参加する種目が終わってしまっていた・・・・』なんていうことにならないために、子どもが、
- どのプログラムの何番目、どのレーンで登場するのか?
- ダンスや団体種目なら、どのあたりの場所で、どっちを向いて演技するのか?
などを聞いておきましょう。
【1日のドキュメントを撮るつもりで】
競技シーンだけでなく、例えば、事前に友だちと練習している風景や朝ごはんのシーンから撮り始めて、ビデオなら、今日の抱負をインタビューしたり、学校でも、入場門や万国旗などの飾りつけや応援風景、お弁当なども撮っておけば、ストーリー性が出て、後でより楽しめますよ。
会場のどこで撮るか
会場の『どこで撮るか』も大事になってきますね。
例えば『徒競走』の場合
ゴール地点は、本部席の前にあることが多いので、その横あたりから撮れば、
斜め前からゴールの瞬間を撮影できます。
カメラを構えて、ゴールテープの位置にあらかじめピントを合わせておいて、
子どもがゴールする瞬間にシャッターボタンを押すと、ピントが合わせやすいです。
また、コーナー付近は、曲がって走ってくる人物がカメラに対して正面を向くので、撮りやすく絶好の撮影ポイントになります。
コーナーでは、自然と走者の体が傾くので、臨場感のある写真が撮れるポイントでもあります。
『マスゲームやダンス』は規則性のある動きをするので、次にどう動くのか
なんとなく予測できますよね。
ある程度動きを見極めたら、次の動きに合わせてカメラを構えて待っていましょう。
必ず、カメラに対して正面を向くシーンがくるので、こちらを向いたら逃さず撮りましょう。
表情が見えたら押す、これを繰り返していると、表情豊かな写真を撮ることができますよ。
ありがちな失敗
ありがちな失敗で、『夢中で撮影していたら、子どものアップの写真ばかりになってしまった・・・・』ということがよくあります。
わが子ばかり狙わず、玉入れなどの大勢の子どもたちが出場している種目では、ちょっと引いて、その場の雰囲気や臨場感が伝わるカットも撮影しておきましょう。
また、『出番を待っているときの表情』『お弁当を食べているところ』
『友だちを応援しているところ』のほか、『担任の先生とのツーショット』『得点ボード』などの写真も思い出になります。
カメラの便利な機能
カメラには、いろいろ便利な機能がついています。
【連写機能】
運動会は走っている場面が多く、シャッターチャンスは短いので、できれば何枚も撮りましょう。
連写モードで撮影するのもいい方法です。
これはシャッターを押していれば自動で続けてシャッターが切れる、短い間にたくさん撮りたいときに使う機能です。
1秒間に何コマ撮れるかは、カメラによって異なるので、ゴール直前の最終カーブで連写を続けていると、肝心のゴールの瞬間に連写が止まることも!
『カーブにさしかかったら、早めに一度連写で撮って、一呼吸おいて、再び連写!』という方法がおすすめです。
【トリミング 】
デジタルカメラなら、「トリミング」という機能で、あとで余分な部分を取りのぞくことができます。
なので、顔のアップばかりでなく、まずは足元までしっかり全身を撮っておくと、躍動感のある運動会らしい「絵」になります。
まとめ
写真を撮って思い出を残すのも大切ですが、運動会でしか見られない子どもの表情やがんばる姿を直に見て、応援してあげたいですね。
子どもも、パパやママに少しでも良い所を見てもらいたいとはりきっていると思いますから、一緒に運動会に参加する気持ちで会場入りすると、もっと良い表情の写真が撮れるかもしれませんね。