乗り物酔いはなぜ起こる?酔ってしまったときの対処法は?

113
外で過ごすのが気持ちのいい季節になりましたね。

海や山へ出かけるという方も多いと思いますが、
その時「乗り物酔い」をしてしまったら、せっかくのレジャーも台無し…ですよね。

でも、いったいなぜ「乗り物酔い」は起こるのでしょうか?

「乗り物酔い」の仕組みと対処法をご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

乗り物酔いはなぜ起こる?

 

乗り物酔いは、乗り物に乗ったときに感じる「揺れ」「振動」「スピードの変化」が、
内耳にある「三半規管」や「前庭」を刺激することによって起こります。

乗り物酔いを防ぐには、その発症する仕組みを知って、
自分に合った予防法をとることが重要になります。

では、どういう仕組みで乗り物酔いが起こるのでしょうか?

 

 

内耳の中には「蝸牛(かぎゅう)」という音を聞く器官と、
三半規管」「前庭」という体のバランス(平衡感覚)を感じる器官の
2つがあります。

118

三半規管」というのは「前半規管」「後半規管」「外側(がいそく)半規管」の
3つがあり、その管の中は「リンパ液」で満たされています

体を動かすとその「リンパ液」が動いて上下、左右、前後の「回転感覚」が生じます

 

もう一つの「前庭」というのは「卵形嚢(のう)」「球形嚢」と呼ばれる場所で、
そこもリンパの動きで前後、左右、上下の「直線的な加速度」を感じます

 

ところが、乗り物に乗ったときに、不規則な揺れや加速減速の繰り返しがあると、
バランス感覚を狂わせて、それが自律神経を刺激します。

 

自律神経には、交感神経副交感神経があります。

乗り物酔いというのは、本来、体が活発に活動している時に働く交感神経よりも
休んだり眠ったりしている時に働く副交感神経が優位になってしまうことで
神経のバランスが崩れて、乗り物酔いの気持ち悪さを生むということなんです。

 

 

乗り物酔いは嗅覚や視覚からも

 

「乗り物酔い」のきっかけのひとつに、バスや車の「におい」というのも
ありますよね?

乗り物酔いは内耳からの感覚刺激で起こりますが、
嗅覚からの刺激も影響を与えるということも知られています。

また、もう一つ「視覚情報」というのも大変重要で、

例えば、進行方向と反対向きに座った場合
内耳(三半規管)は前方へ動いている感覚なのですが、
視覚情報は前から後ろへ動いていくので、乗り物酔いを起こしやすい
と言われています。

120

 

最近では、ゲームなどでバーチャルスコープを装着してプレイしている途中で、
気分が悪くなったり吐き気がしたりということがありますが、

これは「映像酔い」と呼ばれ、
体が動いていないのに立体的な映像を見ると酔ってしまうというもので、
乗り物酔いと同じ仕組みで起こります。

108

 

例えば、実際にジェットコースターに乗った場合

  • 視覚は下向きに落ちる
  • 三半規管の中のリンパ液も同じように傾く

ので違和感はないのですが、

 

スクリーンなどで臨場感あふれる落ちていく映像を見ると、

  • 視覚は下向きに落ちているのに
  • リンパ液は水平を保ったまま

なので、脳が混乱を起こすわけです。

 

スポンサーリンク

 

「船酔い」がきついのは?

112

また「船酔い」というのもありますよね。

「船酔い」は乗り物酔いの中でもきついと言われますが、
それは、振幅の大きさや頻度が車や電車に比べると大きいというところにあります。

 

また、一般的には、前後左右の水平方向の揺れよりも、
上下方向の揺れのほうが乗り物酔いを起こしやすいと言われています。

 

車や電車は基本的に前後左右の揺れ、船は前後左右+上下の揺れも大きくなるので、
よりきつくなるといわれています。

 

すごくクッションのいい車に乗っていると、当然上下に揺れますよね。
なので、クッションのいい車は酔いやすい!と言われています。

乗り物酔いの面からいうと、硬いシートのほうが酔いにくいと言えます。

 

 

そして、車の前の席よりも、後部座席のほうが酔いやすいのは、
前方の視界があまり開けていないので、
先にあるカーブや段差が捉えにくいというのが理由です。

 

 

乗り物酔いを起こしやすい体質や年齢

 

乗り物酔いを起こしやすい体質や年齢というのはあるのでしょうか?

 

乗り物酔いを起こしやすい年齢は、
小学生から中学のはじめくらい、7歳~13歳くらいまでが起こしやすい
と言われています。

 

酔いやすい体質というのは一概には言えませんが、
体調面で、「過労」や「イライラ」「睡眠不足」などの
心理的・肉体的ストレスがあると乗り物酔いを起こしやすいとされています。
107

 

子どものころ酔っていたのが、自分でハンドルを握ると酔わなくなるのは、
運転席のほうがどう揺れるのか予測がしやすいということのほかに、
「慣れ」によって体が車の動きを覚えていくということも理由のひとつです。

119

 

 

酔ってしまったときの対処法

114
もしも酔ってしまった場合、その場でできる対処法は、

まずは乗り物から降りてもらうということ
そして、横になって安静にしてもらうということです。

 

衣服やネクタイ、ベルトなどがきつい場合は緩めます

 

吐き気が強い場合は、嘔吐を繰り返していると脱水になるので、
水分補給することも大事です。

 

ほかにも、

乗り物に乗る前に

  • まず酔い止めの薬を飲んでおく
    (あまり直前だと効果がないので前日に飲んでおくのがよい)
  • 空腹や満腹をさける
  • トイレは済ませておく

などがあります。

空腹のときは血糖値が低くなり、満腹のときは胃に血液が集まるので、
いずれも胃に負担がかかるため、気分が悪くなりやすく

トイレも、行っておかないと尿意や便意のストレスから酔いやすくなります。

 

 

そして、酔ってしまったら、あるいは酔いそうだなと思ったら、

まず

遠くを見る

遠くを見ることで視界の中での動きが小さくなり、視覚的な刺激が少なくなります

 

そして

「指を強く噛む」または「氷を食べる」

これは、気分が悪くなる原因となっている副交感神経優位の状態から、
交感神経を刺激することで優位に立たせて酔いを緩和する方法で、
個人差はありますが、症状がマシになるそうです。

 

ほかにも、

熱中症対策品として出ている、首回りを冷やすようなグッズも、
同じく交感神経を優位に立たせるので効果があります。

 

楽しく乗るほうが乗り物酔いは起こりにくいので、
みんなで歌を歌うとか、楽しく会話をするということも大事ですね。
121

まとめ

いろんな策を講じて、気分よくドライブできたらいいですよね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です