水虫はなぜできるの?原因や予防法・治療での注意点とは?

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「なんか最近、急に足がかゆくなってきたな~」
ということはありませんか?

 

もしかして、これって、水虫!?

 

水虫になっている人の数は、正確なデータはありませんが、
皮膚科を受診する人と、薬局で水虫の薬を購入する人の数を統計的にみると、
およそ2,000万人!
日本人の6人にひとりが水虫という計算になるそうです。

 

水虫は、今の季節から急激に増殖していって、夏いっぱいまで活動します。

 

これから増える水虫の予防と対策についてご紹介します。

 

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水虫の原因

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梅雨時になると手や足がジュクジュクしてかゆくなるのは、
みんな「水虫」と思われていますが、
実は一般的に言う「水虫」には、様々な皮膚病が含まれています。

 

その中の代表なのが、夏に多い「白癬(はくせん)」という皮膚病で、
その白癬の原因は「白癬菌(はくせんきん)」というカビだといわれています。

 

そのカビが、皮膚のいちばん表側にある角質層というところに付いて発病します。

 

白癬菌は、角質層の中にあるケラチンという物質を栄養として棲みつきます。

 

ただカビと言っても、お風呂の「クロカビ」や
食品に発生する「アオカビ」などとは全く違うもので、
こういったカビから水虫になることは、ありません。

 

白癬菌には、

人の皮膚が好きな「ヒト好性菌」のほかに、
土の中に生息している「土壌好性菌」
犬や猫などの動物の毛に生息している「動物好性菌」などもあります。

 

最近はペットブームですが、犬や猫などの動物にも水虫があることが
わかってきていて、ペットの水虫がヒトにうつったり、
逆にヒトの水虫がペットにうつってしまったりという例も最近出てきています。

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「水虫」と一口に言っても、実はできるのは足だけではなく、

頭にできる「頭部白癬」(俗称では、しらくもと呼ばれています)、
爪にできる「爪白癬」(菌が爪の中に侵入してできます)、
まれですが、手にできる「手白癬」(足からうつるというケースもあります)、
太ももの内側、股の部分にできる「股部白癬」(俗称、いんきんたむし)、
腕やお腹にできる「体部白癬」(俗称、たむし)などがあります。

 

 

水虫になる条件・予防法は?

 

皮膚科のお医者さんは、患者さんを素手で触って診察されますが、
一度もうつったことはないそうです。

 

なぜかというと、患者さんを触った後に、きちんと手洗いをするからなんです。

 

手洗いをすれば、付着した白癬菌は落ちます。

 

菌が付いただけで、病気になることはありません。

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では、白癬菌が付着して生き続け、水虫になってしまう条件には
どのようなものがあるのでしょうか?

 

白癬菌は、温度が35℃以上、湿度が100%に近ければ、繁殖します。

 

その条件が続くのが、履きっぱなしの靴です。

 

高温多湿な環境で靴を履き続けていると、
白癬菌は1日で角質層に入るといわれています。

 

ですので、対策として、
たまに靴を脱いで足を湿気から開放する
そして靴下もこまめに替えて、菌の繁殖を防ぎましょう。

 

最近5本指の靴下などもありますが、これも水虫対策として効果的です。

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また、

付いた菌を洗う(水洗いでOK)
銭湯やプールなどから帰ったら、濡れタオルで拭く

それだけで付いた菌が落ちますので、それで水虫も防御できます。

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「お風呂のバスマット」「草履やスリッパ」は大丈夫?

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これ気になりますよね?

 

家族に水虫の人がいる場合は、バスマットや共用のスリッパなどから
感染することが多いので、頻繁に洗ってよく乾燥させて使うことが大切です。

 

ですが、

バスマットには菌がついているからと、マットを踏まないようにまたいだとしても、
マットの周りにも、たくさん白癬菌はいます

 

マットを替えることも大切なのですが、それだけではあまり意味がありません。

 

それよりは、お風呂やプールやジムなどに行った後には、
しばらく裸足でいる時間をつくって、
指と指の間の風通しを良くしてやる

ということが大切です。

 

それから、靴をすぐに履かない(足も靴も乾燥させる)ということも大切です。
白癬菌は乾いているところが嫌いなので、自然に落ちます

 

つまり、水虫対策の一番のポイントは、
「菌を付けない」ことではなく
「付けた菌を落とす」ことです。

 

銭湯やプールなど、人が裸足になるところには、ほとんど白癬菌がいます
付くことを恐れるより、落とすことを考えましょう。

 

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水虫治療での注意点

 

水虫対策で重要なポイントがもうひとつあります。

 

実は、白癬に似た皮膚病がいくつかあって、
自分では白癬だと思って薬をつけ続けても、
別の病気だったため、一向に治らないということがあるんです。

 

足がかゆくなるのは、すべて白癬菌が原因というわけではありません

 

湿疹(しっしん)やかぶれでも強いかゆみがあるので、
それを、かゆいからといって水虫(白癬)の薬を塗っても全然効きません。

 

白癬以外の皮膚病で代表的なのが「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」です。
見た目は白癬と区別がつきません。

 

これは、皮膚の角質がふやけて、汗の出口がふさがり、
本来体の外に出るはずの汗がたまってしまい、
水ぶくれのような状態になるもので、
この汗疱状湿疹だった場合、白癬の薬をつけると、治らないばかりか、
皮膚が荒れてしまうことがあるんです。

 

もし薬屋さんで買った薬が効かなかったら、ぜひ、皮膚科で相談してください。

 

また、

白癬菌は皮膚の奥深くに入り込むため、完治には時間がかかります

 

塗り薬などで症状が治まっても、角質に入り込んだ菌が生きていることがあるので、
少なくとも1、2ヶ月以上は根気よく薬を塗り続けましょう

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まとめ

 

水虫はしつこいものというイメージがありますが、
濡れたタオルで拭いたり、乾かしたりすることで、
足に付いた白癬菌を落とすことができるんですね。

 

水虫をあまり恐れずに、清潔をこころがけて、快適に過ごしたいですね。

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