スマホ老眼とは?スマホによる目疲れの対策や予防法は?
この3~4年で急速に普及したスマートフォン。
電話やメールはもちろん、地図になったり、電車の時刻表になったり、
手帳になったり、家電の遠隔操作ができたりと、便利な機能がたくさんあり、
ついつい画面に夢中になって、気が付いたら何時間も経っていた、
とか、
電車の中でもスマホ、家では寝る直前までスマホ、と手放せなくなっている
という方もおられるのではないでしょうか?
いつのまにか画面と顔が近くなってしまい、
画面から目を離すと遠くが“ボヤ~ン”ってことないですか?
それは「スマホ老眼」と呼ぶそうです。
スマホ老眼の原因
スマホ老眼の症状は「視線を変えるとピントが合わない」という
加齢による「老眼」とよく似たものです。
原因は、水晶体の緊張。
人間の目には「水晶体」と呼ばれる「レンズ」があって、
近くを見るときは、筋肉が緊張して水晶体が厚くなり、
遠くを見るときは、筋肉がリラックスして水晶体が薄くなります。
一般的な老眼は、加齢によって「水晶体」が硬くなっていることが原因ですが、
スマホ老眼は、手元を見続けたため、目の筋肉の緊張状態が解けないことが原因なので、
年齢に関係なく症状があらわれます。
スマホ老眼は子どもも要注意
成長期は体が成長するのと同時に「近視も進みやすい」時期です。
スマホ老眼の症状が出るほど小さな画面を見続けていると、
近視への影響はそれだけ大きくなります。
スマホ老眼対策
ただ、一般的な老眼は回復することはありませんが、
スマホ老眼は、スマホの使用を控えることで、回復も期待できます。
対策として、
- スマホは顔から40センチ程度離して見る。
- 1時間集中して使ったら、10分休憩する。
- 1日の終わりに目を温めるのも効果的。
(入浴中にお湯を絞ったタオルを目に乗せるだけでもOK)
などがあります。
スマホ老眼予防法
同じスマホの画面でも、明るさによって目の疲れ方が違ってきます。
輝度の自動調整機能を使うと、部屋の明るさに合わせてモニターの明るさを
調節してくれるので、目の疲れを軽減することができます。
また、フォントを大きめに設定することも、目の疲れを防ぐのに有効です。
その2 目の体操をする
目の周りの筋肉の疲れを取る体操を行うと、調整力が回復します。
やり方(それぞれ5秒くらいずつ)
1.目を上下に動かす。
2.目を左右に動かす。
3.目をぐるっと回す。
その3 目に良いものを食べる
目を健康に保つために重要な「ルテイン」を多く含んでいる、
ほうれん草、ブロッコリー、トマトなどの緑黄色野菜や、
角膜や水晶体を保護する働きのある「ビタミンA」を多く含む、
鶏レバー、ウナギ、ニンジン、小松菜、鶏卵などを積極的に摂ることも大切です。
まとめ
スマホを長時間操作していると、首だけが前に突き出たり、
背中が丸くなってしまいます。
このような姿勢が続くと、首の筋肉に負担がかかって
肩コリや首コリを引き起こしてしまいます。
なるべく背すじを伸ばして、目線が下を向き過ぎないように気をつけましょう。